首里城のソテツの実生を楽しむ

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首里城のソテツの実生を楽しむ

沖縄の首里城には多くのソテツが植えられている。花が咲く時期も実を付ける時期も終わっていたのだろうか。低木の足元を見ると、落ちた実なんだろうか幾つも小さな黒い塊が転がっている。記念に数個を拾って帰る。

家に帰ってからは、ソテツの黒い実/種?のことはすっかり忘れてしまった。春のある日、カバンの中を整理していたら数個の塊が出てくる。何だったかすっかり忘れていたが、きっと何処かで採取した種だろうと思って植木鉢に植えてみる。

ソテツの花
花と言う印象が薄い。少なくとも花が咲く雰囲気はない。地味。
雄花は棒状、雌花は半球状に咲く。時期は6月~7月ころか。

ソテツの実
赤いソテツの実と歌もあるくらい赤い実をつける。勿論、これが種になる。8月~9月ころか。


ソテツの種


植えたこともまた忘れていたある日。一本の芽(葉?茎?)が顔を出していた。それでもまだ何かは判別できない。でも、首里城のことを思い出してもしかするとソテツかも。

7月になって、ようやく左右に細い葉を伸ばす姿からあの時のソテツと確信する。

しかし、こんな場所で育つのかな?。ちょっと気の毒な場所だ。家に入れて観葉植物のように育てるべきか。

兎に角、面倒を掛けないで育てる主義だからソテツの性格をしっかり見極めしないといけない。

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  • それにしても首里城のソテツの実生なんて嬉しい話だ。
(追記8/6)
  • 1週間したら もう1本の実生苗が顔を出した。強いね。
 (追記8/13)
  •  また新しい芽が顔をだした。2本。計4本。何のことはない植えた(埋めた)種は結局全部発芽してくれたようだ。本当に強い。このまま集合状態に置くのか別の植木鉢に分けるのか思案。
 

ソテツの育て方:

  • 日当たり:良い場所
  • 風通し:良い場所
  • 水はけ:よい場所。乾燥に強い。但し、芽吹き、苗木の間は慎重に。過乾燥にならないように。
  • 寒さ:苦手。寒冷地へ移すなら実生で発芽させて冬は屋内に取り込む。木が大きくなったて移動が難しくなる前に庭に下すか室内観葉とするか決める。
  • 庭に下す場合は春の間に植えて値を伸ばす時間を稼ぐ。秋の終わりには十分な冬支度が必要。幹巻き、藁囲い、雪除け・風除けなど。葉は束ねたり、切り落としたりする。頂点(成長点)の部分はカットしないこと。
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種まき:

花終わる10月ごろに採取して直ぐに撒くとある。最初は適度に湿気を維持する水やりが必要。
実際は半年以上放置していての発芽だから結構生命力の強い植物と言うことが分かる。3個4個から発芽は1個。結果的に厳選したことになる。次回首里城を訪問した時も記念に数個持ち帰ることにしよう。

水やり:

鉢植えの場合、過剰な水やりは厳禁。根腐れを起こしやすい。根腐れを起こしても患部をナイフなどでカットアウトして葉を落として植え込めば再生できる。問題は根腐れを起こしているかどうか判断がすぐできないこと。まあ、鉢底が乾燥するまで水やりをしなければ済むこと。

肥料:

控えめに。基本的にやらない。観葉と思えば液肥アンプルを1本立てておいても良いかも知れない。



ソテツとシュロの違い

  • 雰囲気が南国系で何となく似ているというかはっきりした区別が付かない。
  1. ソテツ
  2. ヤシ
  3. シュロ
  4. ビロウ
  5. シダ
  6. フェニックス
  7. リュウゼツラン

ブルーベリー(ラビットアイ)受粉失敗

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ブルーベリー(ラビットアイ)受粉失敗

  1. 名前の分からないラビットアイが2本。恐らく、ホームベルとウッダートと推定しているが、これまでは近く(3メートルくらい離して)に植えていたので受粉も出来て実を付けてくれたが、間を少し伸ばして5メートルくらい離して置くようにしたら、うまく受粉できなくなってしまった。距離の問題もあるが間に別の樹木を挟む形になったのがいけなかったのか。
  2. 受粉に失敗した花は花びらが黙って縮むだけの姿になるのでよく分かる。因みに上手く受粉できると花弁はすとんと落ちる。 
  • 対策
  1. ブルーベリーの紅葉は見栄えがするからラビットアイを2,3本新たに植えても良いかな。花を咲かす程度に小さなもので十分。ブルーベリーは花の時期が様々で受粉を確実にするには時期を合わせる必要が有る。
  2. もっと確実で簡単な対策は移動は面倒だが、隣り合わせにレイアウトすること。 鉢植えだからできない相談ではない。

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ブルーベリーの受粉

ブルーベリーは虫媒花。ハナアブ、ミツビチ、マルハナバチ、などらしいが、なかなか姿を見ない。殺虫剤を撒けばますます虫がいなくなってしまう。近所が農家なら駆除されているかも知れない。なかなか難しいね。

人工授粉を真面目に考える必要が有りそうだ。「ブルーベリーの人工授粉」はしかし効率は悪いらしい。花を傷めないように柔らかい筆先とか使って適当なところに落として次に別のブルーベリーの花にくっ付けるようにする。同時に花が咲いていないと難しい。冷蔵庫などで保管して花が咲いてから使ってもいいかも。

しかし

無精者、面倒くさがりには人工授粉なんて絶対に似合わない。やはり、あと何種類かラビットアイを植えて、受粉しやすい環境を作ること。そのためには、虫たちが日常的に訪問しやすいように花を咲かせる花木類を整備することも大事だろう。 コニファー類や常緑樹をあまり中心に考えて庭木を揃えるのは好ましくないことになりそうだ。

ブルーベリーの開花期:
4月から5月。ラビットアイは少し遅い。また寒冷地も少し遅くなる。

ナガミヒナゲシの種を採取する



ナガミヒナゲシの種を採取する
  1. オレンジ色の薄い花びら。 素敵な雑草だ。これを庭に植えようとしてもなかなか上手く行かない。たまに勝手に道路わきに生えてくることもあるが落ち着くこともない。
  2. 久しぶりに庭植えにチャレンジすることにした。先ずは種の採取。街中を散歩すると6月になれば花は終わって種の入った穂/鞘の形になっている。鞘の中には小さな粒みたいな種が入っている。
  3. 種は冷暗所に保管しておいて、冷暗所と言っても冷蔵庫ではない。直射日光を避けて暗い部屋に入れて置けば十分だろう。ポリ袋に入れるよりは紙の袋に入れて置いた方が良さそうだ。
  4. 夏が過ぎてやや涼しくなって台風とか秋雨とかの時期になったら種をまけばいいでしょう。 
  5. 一番の問題は狭い庭だから適当な撒く場所が見つからないこと。

雑草雑学が面白い-3

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  • 雑草とは何か

再び考えてみると、なかなか難しい。植物とは何かとか、命とは何かとか、

雑草とは環境を克服して命をつなぐことに優れた植物。だから全ての植物は雑草とも言える。命とはそういうものだ。

対する栽培植物は、環境は人が提供する。人の手が離れると生き残れない。栽培植物の戦いは、より大きく、より形よく、より甘く、より特徴的であることも要素に入って来る。人の価値観に沿う資質の競争。

自然界で生き残る資質とは別物だ。栽培化植物には自然界での生き残り競争にも強い資質のものも生まれてくる。交配、突然変異、遺伝子組み換え。



環境は変わる。植物が環境を変える。人もまた環境を変える。相互作用が作り出す環境。 プレイヤーは次々と変わる。人の現世と同じだな。人もまた雑草。環境に適応できなければ弾き出される。植物は資質を変えるのに長時間何世代も必要だろうが人は一代で変えることも出来る。変わろうと思えばの話だが。

雑草を雑草のまま楽しむのも共感が持てて良いかも知れない。



誰が未開の土壌に先着し、誰が先陣を駆逐して、誰が空間を支配するか。栽培植物(園芸品種)を雑草の中に放置するとどうなるか。興味が尽きない。小さな庭でも宇宙のような時間が流れる。

雑草雑学が面白い-2

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雑草の競争シナリオ

植物の競争戦略。

(雑草学者ベーカー纏め)


植物(その起源に於いては全て雑草)は人と出会い、人の評価を受けて識別されドメスティケーション(栽培化)を経て雑草と分離された。偶然あるいは意図的な交配を経て雑草と栽培植物の交流は継続した。今なお続いている。全く人間の身勝手の結果だが。

雑草の生き残り戦略~Baker(1974)の12項目

ネットで探すが見つからない。引用は多くされているが、多分常識的な内容なのだろう。若しくは、今の科学的センスからすると意味不明が含まれるのか。



もう一つの雑草の定義。

それは「逆境を克服する力を持った植物」ということだろう。スーパーパワーの持ち主。




  1. 「種子の発芽に必要な条件が複雑」 一体どういう意味だろう。色々な条件が整って初めて発芽。うっかり発芽するようなポカはしない。環境の整備を見極める力があるということか。
  2. 「発芽がバラバラで種子の寿命が長い」 う~ん意味がまとまらないね。前項の内容の一つにならないのかな。種子自体がタフというのは必須か。
  3. 「成長が早く速やかに花を咲かせる」 分かる気がする。スピードは環境変化リスクを軽減できる。
  4. 「生育可能な限り長期に渡って種子生産する」 数は力なり!かな。長期と言うと環境変化の中でということになりそうだ。何処かでジャストピントの種子の放出になるだろう。
  5. 「自分だけで種子を残す方法を持っている」 そうだろうと思うものの具体的にはどういう内容なのか分からない。
  6. 「特定の昆虫に頼らず花粉を運ぶ」 
  7. 「条件が良い時に種子を多産する」
  8. 「条件が悪い時にもいくらかの種子を生産することが出来る」
  9. 「種子を遠くへ運ぶ仕組みを持つ」
  10. 「切断されても強制な繁殖力と再生力で増えることが出来る」
  11. 「人間が耕すところより深いところから芽を出すことが出来る」
  12. 「競争を有利にするための工夫がある」
成る程ね。あまり学術的ではないね。文科系の頭の言葉遣いに見える。植物学者の中にはこの程度で十分な人もいるかもしれない。事実確認は不明でも気持ちは伝わってくる。

別の人(日本人)がまとめた記事(PDF)の方が話はまとまっていて分かり易いが、箇条書きにする知恵が無かったのは残念だ。植物学者の限界か。

雑草雑学が面白い-1

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雑草は勝者か敗者か?

定義すらままならないが、好きな花を植えて楽しんでいるとその周りに雑草が芽を出して茎をのばして纏わりついてくる。放っておけば雑草に埋もれてしまう。
土がむき出しになった場所に最初にやってくるのも雑草。水も肥料もやらないのに。

人の「お気に入り」になれなかったということで雑草は敗者。

地表面あるいは空間を支配する競争では勝者に違いない。

但し、土壌や日射の変化は勝者を変えていくから、何か一つが勝者のままで居座ることは難しい。変化する環境に適応しながら多様な生き方を実現したのが雑草。

人が環境変化の要因になることもある。人が作り出した新しい環境は、恐らく新しい雑草を生み出しているだろう。



雑草が存在するのは、ある人たちの怠慢だ。

どんなあ植物にもそれぞれの役割や物語があるのに、それが適切に紹介されていない。

土建屋や机上デザイナーの詰まらない知恵は迷惑物・邪魔者で一括りして駆除する頭しかなかった。人工的な公園や道路を良しとする愚かな人たちが雑草を作り出している。不十分な知恵を隠すために雑草として片付けている連中だ。

ヒガンバナ(彼岸花)を駆除する



ヒガンバナ(彼岸花)を駆除する




  1. 埼玉県の何処かにヒガンバナを大量に咲かせて有名な公園があるらしい。(巾着田?)群生は見ごたえがあるだろう。しかし駐車場のトラブルが多く出かける気にはならない。
  2. ヒガンバナの赤い色が美しいから路傍で摘み取って家に持って帰ると親に叱られた。家が火事に合うからというものだ。確かに不吉な雰囲気も漂う花だ。
  3. とは言えわざわざ駆除するような花でもあるまいが、全草有毒。特に鱗茎にアルカロイド(リコリン、ガランタミン、セキサニン、ホモリコリン等)を多く含む有毒植物とあるから不用意は禁物か。